【実録】退職後の健康保険、国保より「任意継続」が月4万円も安かった話

リアル体験談

「会社を辞めて、ついに自由なフリーランスだ!」 そう開放感に浸れるのも束の間。退職した翌日から、あなたは「健康保険」と「年金」の切り替え、そして「離職票の到着待ち」という、面倒かつ超重要なお金の手続きに直面することになります。

会社員時代は給与から天引き(しかも会社が半額負担)されていたため意識しませんが、フリーランスになるとこれらが「全額自己負担」としてのしかかってきます。

今回は、私が実際に退職した直後に役所や健保組合を走り回り、「離職票の遅れ」にヒヤヒヤしながらも痛感したリアルな切り替え手順と、数万円単位で損しないための選び方を公開します。

第0章:【要警戒】退職直後の「離職票の遅れ」でヒヤリとした話

健康保険や年金の手続きを語る前に、まずお伝えしたいのが「離職票(または退職証明書)が届かない問題」です。

ネットの噂などで「会社を辞めた後に離職票がなかなか届かない」という話を聞いていたため、私は退職前のヒアリングの段階で、人事担当者に「離職票はいつ頃発行されますか?」と念を押して確認していました。

しかし、それでも実際の到着は想像以上に遅め……。 「年金の切り替え手続き(14日以内ルールなど)に間に合うのか?」と、手元に書類がない状態でかなりヒヤヒヤさせられました。

💡 【知っておくと安心なポイント】 ちなみに、退職後の各種手続き(特に年金など)で「14日以内」と言われると焦りますが、実際には14日を過ぎて手続きをしたからといって、特別な罰則があるわけではありません。(※これについては事前に年金機構にも直接確認済みでした) とはいえ、書類が遅れると精神衛生上とても良くないので、退職を控えている方は、事前に会社(人事)へ「離職票はいつ発行されるか」を必ず釘を刺しておくことを強くおすすめします。

第1章:健康保険の罠「任意継続 vs 国民健康保険」

離職票の到着を待つ(あるいは並行して進める)中で、まず決めなければいけないのが健康保険です。 結論から言うと、私は「会社の健康保険の任意継続」を選びました。

任意継続4万円に対し、国保は7〜8万円だった

「フリーランスになったら国保に入るもの」と思い込んでいる人も多いですが、絶対にまずは両方の金額を比較してください。

私の場合、退職後に会社の健康保険組合と市役所の両方で保険料を試算してもらった結果、驚くべき事実が判明しました。

  • 任意継続の場合: 月額 約4万円
  • 国民健康保険の場合: 月額 約7〜8万円

なんと、毎月の支払いに約4万円もの差が出たのです。年間で約50万円の違いは、独立直後の手元キャッシュにおいて死活問題です。

差額の決定打は「子供の扶養」

なぜここまで金額に差が出たのか?その最大の理由は「扶養」の概念です。 妻の扶養に入れないか確認したものの条件が合わず、自分と子供の分の保険料を払う必要がありました。

  • 国民健康保険(国保): 扶養という概念がなく、加入する「人数分(自分+子供)」だけ保険料が上乗せされて高くなります。
  • 任意継続: 会社員時代と同じく扶養の概念があるため、子供を扶養に入れても保険料は「自分1人分」で変わりません。

家族がいる方にとって、このルールの違いは破壊力抜群です。さらに、任意継続(および国民年金)は「前納(前払い)」することで割引が効くことも知っていたため、迷わず任意継続の前納を選択して手元資金を守りました。

第2章:年金と節税「iDeCoと小規模企業共済のリアル」

健康保険とセットで行うのが「国民年金」への切り替えです。こちらも前納割引をフル活用しつつ、将来の備えと節税のために「+α」の制度を検討しました。

私が「iDeCo」を選んだ理由と、勘違いしていた罠

フリーランスの節税対策として有名なのが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」と「小規模企業共済」の2トップです。 私は当時、自分で銘柄を選んで運用できる性質が合っていたため「iDeCo」を選択しました。

実は当時、小規模企業共済について「20年納め続けないと元本割れする(損する)」と聞いて敬遠していました。 しかし、これは後になって「私の勘違い」だったことに気づきます。

💡 【後から知った真実】 小規模企業共済で元本割れするのは「自己都合での任意解約(240ヶ月未満)」の場合です。もし事業がうまくいかず「廃業届を出して解約(共済金A)」する場合であれば、なんと『6ヶ月』以上納めていれば掛金全額が退職金扱いで戻ってくるのです。 「いざという時の防衛策」として、小規模企業共済も恐れずに並行して加入しておけばよかったと、後から学びました。

第3章:手続きを終えて痛感する「手元キャッシュ」の重要性

退職後の手続きを終えると、毎月の口座から保険料や年金がゴッソリと引き落とされるようになり、「会社が半額負担してくれていたありがたみ」と「全額自己負担のキツさ」を骨の髄まで味わうことになります。

しかし、フリーランスの本当の地獄はここではありません。 独立1年目を乗り切り、「なんとかやっていけそうだ」と安心した2年目の夏、会社員時代の給与と合算された『合計206万円の税金(住民税+予定納税)』が容赦なく襲いかかってきます。

👉 [【実録】私が独立2年目の夏に「税金206万円」を請求されて青ざめた話]

唯一の防衛策は「途切れることのない高単価案件」

健康保険、年金、そして翌年の住民税。 これらのお金が口座から消えていく中で、手元キャッシュを枯渇させない(黒字倒産しない)ための防衛策は節税ではありません。

「独立初月から、途切れることなく高単価な案件を稼働し続けること」です。

手続きを終えて「自分の手元からいくら消えていくか」が分かったら、次はエージェントを活用して「自分の口座にいくら入ってくるのか(適正単価)」を必ず確認しておきましょう。

👉 [【実体験】フリーランス1年目に絶対登録すべきエージェント4選と選び方]

👉 [トップページで独立1年目のキャッシュ推移を計算してみる(※トップページへのリンク)]

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